前回の『ついにHEMS導入しました!』に引き続き、今回はアプリケーション側の使い勝手を簡単にですがご紹介いたします。アプリケーションはgooglePlayで取得可能で、スマートフォン用とタブレット用の2種類あるのですが、画面構成が異なるだけで機能的にはほぼ同じなので、今回はスマホの画面をもとに進めたいと思います。若干カユイ所に手が届いていない感がありますが、外出先からも操作できるのはやっぱり便利ですね。
メニューの概要
スクリーンショットの下から2段目がメニューです。
1番左・・・・・・本体HEMSからのお知らせです。
左から2番目・・・現在の電気使用量などが確認できます。
真ん中・・・・・・間取りコントローラーです。各部屋の制御が可能です。
右から2番目・・・一括設定です。『起床』、『外出』などの一括設定ボタンがあります。
1番右・・・・・・ファミリーカレンダーです。何時に何を動かすなどの設定はこちらです。
他のアプリに比べて全体的に動きは『もっさり』しているので若干イライラします・・・。
電力使用状況の確認
現状の電気使用量が確認できます。この画面を見ながら、1つずつ家電の電源を切って行くと、どの家電がどのくらい電力を消費しているのか分かるのが面白いです。また、天気の良い日に売電してるのを見ると、家電を止めてもっと売りたくなってしまいます。見える化されると消費電力を抑えたくなるっていうのは本当みたいですね。ちなみに、右上のエネマネ一覧をタップすると今日の実績や時間帯別の電力使用量なども確認できます。
間取りコントローラー
この画面では各部屋の今現在の温度(左側)とエアロテックの設定温度(右側)を一目で確認することが出来るので非常に便利です。また、エコキュートについても現在の運転状況などの確認ができます。
エアロテックの制御
各部屋をタップして設定温度を変えたり、キープ運転に変更したりすることが可能です。
我が家は猫さんがいるので外出時でも猫さん部屋だけ通常運転とし、それ以外をキープ運転としているのですが、天気の良い日には出先で猫部屋の温度を確認して気温が高すぎるようであればキープ運転に変更しています。現在の部屋の温度と設定温度を比較して自動でキープ運転にしてくれるなんて機能があればもっと便利になりますよね。
不満ポイント
ここでちょっと不便に感じたのが、エアロテック本体の制御です。
画面真ん中下あたりに『換気モード』とありますが、この『換気モード』の変更はできませんでした。まぁ、変更頻度が半年に1回程度なので、そこまで不便というものではないのですが、制御可能なものなので変更できるようにしてくれても良いのになぁという感じです。
エコキュート
エコキュートの制御画面は『お風呂』と『給湯』の2種類があります。
『お風呂』画面では、運転状況の確認(左上にメッセージ出力)ができます。また、『風呂自動』ボタンをタップすることにより『風呂自動運転』および、その取り消しが可能です。
『給湯』画面では、現在のお湯の量や、沸き上げ中の確認(左上にメッセージ出力)ができます。また、『満タン』ボタンをタップすることにより『満タン沸き増し』および、その取り消しが可能です。
不満ポイント
ここでちょっと不満なのが、エコ設定やおまかせモードの設定状況の確認および、変更が出来ないところです。エアロテックと同様に変更頻度の少ないものについては対応しないという感じなのでしょうか。
一括設定ボタン
デフォルトで『起床』『外出』『帰宅』『就寝』ボタンが設定されていますが、我が家の場合『日中』と『帰宅後』を追加しました。『日中』は土日や仕事で家にいる場合などの日中に部屋にいることを想定したもので2階リビング以外はキープ運転とするものです。また、『帰宅後』は帰宅後に1階の玄関や応接室をキープ運転に変更するもので、帰宅したらポチっとするイメージです。
不満ポイント
ここでちょっと不満なのが、各部屋について『キープ運転』のON・OFFのみしかできず、設定温度を変更することが出来ない点でしょうか。暖房運転の際、外気温が高いうちに18度設定で通常運転を開始して、帰宅の2時間前には通常の設定温度に変更すると省エネできるという記載があるのですが、これを実現するのに各部屋の温度選定をちまちま変更することになってしまいます。温度設定までできれば、ボタン一つで対応できるのにとても残念です。
ファミリーカレンダー
この画面で1日毎のスケジュールを作成することができます。1つスケジュールを作成する度に『毎日繰り返す』という設定が可能なため、1日分の登録である程度はスケジュールできてしまいます。
日中がお仕事で不在の場合、お出かけと同時に『外出』ですべての部屋をキープ運転にしておき、仕事が終わったら『帰宅』でキープ解除するような運用方法が一般的なのではないでしょうか。日中に家で仕事をしているような場合は、自分の行動するエリアだけキープ解除しておくなんてことも可能です。
このように、自分のライフスタイルに合わせた設定が可能なので、無理なく節電できるのではないでしょうか。
不満ポイント
ここでちょっといただけないのが、時間準に並び変えしてくれないところでしょうか、上のスクリーンショットだと『帰宅』が変な場所にあります。
最後に
上にも書きましたが、見える化されることにより無駄な待機電力をなくしたり、無駄な家電を消したりと、思考が省エネする方向に向かいますので、実際にある程度の省エネにはなるのではないでしょうか。しかし、あまりやり過ぎると快適さを失ってしまいそうなので、無理せず可能な範囲で省エネを楽しみたいですね。