屋根瓦の点検・補修(ロングサポート50)

三菱地所ホームで木造2×4工法の注文住宅を建てた場合、10年毎(防蟻処理は10年後から5年毎)の点検・補修を行うことにより長期50年の保証(ロングサポート50)を受けることが出来ます。2014年引渡だったので我が家の場合は2064年まで保証されることになります。平均寿命を考えると充分過ぎる保証となりますね(笑)

点検結果により補修内容は異なるのですが、その中でも必須項目となっているのが以下の3項目となります。

①構造躯体の防蟻処理

②屋根のコロニアルグラッサまたは、左記以外のその他屋根材

③バルコニーの屋根・板金塗装

②の屋根については、コロニアルグラッサの場合、20年毎の点検・補修となっており、結果的に50年間で2回の点検・補修のみとなりますので補修費用を抑えることができるようです。我が家の瓦はセラマウントなので、設計時に説明を受けたのですが、10年毎の点検・補修となってしまうようです。

電車に取っている時に、色の抜けたものや、北側で苔が付着しているスレート系の屋根を良く見かけるのですが、20年間もノーメンテナンスでコロニアルグラッサは大丈夫なのでしょうか???この疑問が拭えなかったのとデザインの観点から、我が家では瓦を選択したのでした。

ネットで検索してメーカー側で作成したコロニアルグラッサのメンテナンススケジュールを見つけることができたのですが、それを見ると製品本体・色については10年保証となってることが確認できました。また、表面の色が薄くなったり、汚れがついた場合でも屋根材としての基本性能に問題ないとの記載もありました。メーカーとしては10年毎の定期メンテナンスを推奨しているようなのですが・・・ロングサポート50では20年毎となっています。。。どういうことなのでしょう???

一方のセラマウントについて調べてみたのですが・・・あまり具体的な内容を見付けることが出来ませんでした。。。基本的に色あせなどは起こしにくいので、瓦の割れやズレ、下地材、防水シートの点検・補修がメインになるようです。

両者のメンテナンス費用がどうなるのか、現時点では判断が難しいのですが、コロニアルグラッサの場合、性能面で問題なくても色あせ等により際塗装などをしたくなるので、結局は10年毎にメンテナンスが必要になりそうな気がします。際塗装の場合、相場が30万~40万程度らしいです。一方瓦は基本的に塗り直しは無いようなので、両者共通の下地・防水シートのメンテナンスだけだと想定すると、イニシャルコストは掛りますが、長い目で見ると瓦の方がコスパで有利になるのかも知れませんね。


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