おトイレに窓は必要なのでしょうか?

最近になってやっと冬らしくなり明け方に氷点下となる日もそこそこありました。そんな中でもエアロテックにより室内は快適で言うことないのですが、やはり北側の角にあるトイレは寒くなってしまいます。

2階のトイレはリビングを温めているのでまだマシなのですが、1階のトイレは寒々としています。それでも建替えする前の家よりは壁に断熱材が入っている分暖かいのですが・・・。これって窓からの熱の損失が多いことが原因なのではないでしょうか???実際、同じ1階北側にある窓のない納戸はおトイレよりも暖かい気がします。

そもそもおトイレの窓って何のために必要なのでしょうか?設計時には前の家にも窓があったのでデフォルトで取り付けられている図面に対して何の疑問も感じなかったですし、むしろ図面になかったら違和感があるくらいでした。

しかし実際に住んでみるとお昼間でも照明が不要となるまでの明りを取り入れることは出来ませんし、結局窓から冷気がやってくる状態です。また、窓を開ける機会も引渡から今まで一度もありませんので、気持ち的には窓があることで落ち着くのですが、結果的には照明の電気代は窓なしの場合と変わらず掛りますし、断熱性能も落ちてしまいます。

<2階のおトイレ>

<1階のおトイレ>

こうやって並べてみると窓の位置によって明るさの感じ方が違いますね。2階の方が壁に光があたるので明るく感じます。狭い空間の場合、壁に光を当てるようにする必要がありそうですね。それだけでかなり印象が変わる気がします。

結論として、わざわざお金を掛けて窓を設置するよりは、しっかりと断熱材で囲んでしまった方がお財布にも体にもやさしい空間にできるのではないでしょうか。次に家を建てる機会があるとしたら窓は設置しない方向で設計したいと思います。

ただし、殺風景なトイレは嫌だ!どうしても窓を設置したい!という場合は、二重窓にするとか上記のような小窓用のカーテンを取りつけるなどの断熱対策をしてみてはいかがでしょうか。二重窓については後からでも施工可能なので、リフォーム時対応予定のラインナップに加えておきたいところですね。


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