最初に住宅ローンを組むときに思ったより時間がなかったので、充分に検討する時間がないのであれば借り換えを前提とした住宅ローンを選べば良いだろうと現在の住宅ローンを選びました。ですので住宅ローン選ぶ上で、下記3項目を重視しました。
①諸費用が安いこと
借り換え時にも諸費用(大体の銀行で借入額の2.16%程度)がかかってしまうので、2重に諸費用を払うことがないようにするため諸費用のお安い住宅ローンを選択しました。この場合、0.2%程度、金利に上乗せされてしまうようですね。
②返済期間が長いこと
これは月々の支払額を低く抑えることを目的としています。リーマンショックにより年収が10%落ちた経験もあり、この先何があるか分からない(もしかしたら途中で宝くじが当たるかも知れませんし、踏み倒しができるかも(笑))ので、なるべく長期の返済期間を設定しました。借り換えの際、基本的に現在のローン返済期間以上に伸ばすことは出来ないこともネックとなってます。
③金利が低いこと
金利は低いに越したことはないですよね。しかし、現在の住宅ローンはそんなに高くもなければ低くもないという中途半端なものとなってしまいました。
と、こんな感じで現在の住宅ローンを組んだのでした。
そして家の引渡も無事に終わり、ゆっくりと考える時間ができたので、今年の6月くらいから気になる金融機関へ住宅ローン借り換えの相談に行って、色々なお話を聞くことができました。
窓口の銀行員との話は意外と新鮮で、ハイパーインフレとなった場合に備えてシミュレーションをしているなどの恐い話や、ネット銀行にお客さんを取られて困るというメガバンクのボヤキ的なお話など様々でした。
その中で特に気になったのが、ホームページでは8大疾病など大々的に広告しているのにもかかわらず、みんな口を揃えて「これはあまり使えない、お勧め出来ない」というものでした。
この8大疾病特約を簡単に説明すると、8大疾病が原因で入院した場合、12ヵ月目までは入院中の返済を保障してくれて、12ヵ月以上入院となった場合、全額が支払われるという2段階の保障なのですが、実際に病気になったとしても長期入院するようなケースはほとんどないというのが現状のようです。(長期入院となるケースにおいては、通常の団信が適用になるケースの方が多いようです。)
この8大疾病とは別に3大疾病特約なるものが存在します。これは生まれて初めてガンと診断されたら全額返済(脳卒中、心筋梗塞の場合は、発症から60日以降に後遺症が残るなどの条件があります)されるという特約なのですが、こちらについてはそこそこ実績があるようです。(余裕があるのであれば入っておいて損はないという感じでしょうか)
このようなやり取りの末、ガン家系でもあることから3大疾病特約付きの住宅ローンを選択することにしました。結果として、月々の返済額を約1万円減らすことが出来、同時に保険の見直しも行い、不要な特約などを削って保険料のスリム化を果たすことが出来ました。
今回の件を通して「家を建てる」ということは、将来を見直すホントに良い機会になるものだなぁと実感しました。皆さんも、ゆっくり時間をかけて納得のいく形での住宅ローン借り換えや、保険の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。最初は面倒かも知れませんが、色々な話が聞けるので意外と楽しめるかも知れません。