今年は秋が長いようでまだ冬を感じませんが、それでも段々と朝晩の冷え込みはきつくなってきました。去年の今頃は、引渡し後で引っ越し荷物と格闘しておりました。しかし、最近の新築工事って期間が短くって3ヵ月もあれば建ってしまうようですね。しかも、ある程度大きなクレーンが使える通り沿いのおうちの場合、工場で組み上げたユニットを使うことが出来るので工期も短く人手も少なくて済むので、工事代も若干少なくて済むようです。
さて、脱線してしまいましたが今回のお題です、寒くなってきて一番心配なのが、基礎の生コンでしょうか。朝晩が氷点下になるようだと、たとえ問題ない、大丈夫と言われても良い気持ちはしないですよね。生コンの凍害は、実際に見たことはないのですが、生コン自体が固まらないようで、素人目で見ても分かるようです。寒い時期でも問題ないのかも知れませんが、やはり避けられるのであれば冬季の生コン打設は避けたいところです。
一方の躯体については、1年点検の際に聞いた話では、梅雨時に工事を行った場合、躯体が濡れるため、建て終わった後の躯体の動きが大きいため、壁紙などの隙間が広めにあいてしまうことがあるようです。我が家は5月から躯体工事が始まったので梅雨時もしっかり工事をしていましたし、2度の台風を経験しています。台風の後は1階に水溜りが出来ていて施主としては気持ちの良いものではありません。
しかし、なぜかは分かりませんが、1年点検の方曰く、我が家の躯体はあまり動かなかったようです。個人差というか躯体差というものなのでしょうか。逆に、雨に濡れてはいないのだけれども動いてしまう躯体もあるのでしょうね。加重のかかり具合だとか色々な要素がありそうなので素人には分かりませんが・・・一般論として、雨の時期は避けた方が良さそうだというところでしょうか。。。
以上を踏まえ関東で考えると、基礎工事を秋口に行い、躯体工事は秋雨、台風を避けて冬の間、しかも雪が降り始める2月前に上棟させるというのがベストでしょうか?
でも冬に建てたとしても材木が締まっている状態での施工となるので躯体が大きく動きそうなイメージもありますよね。そうすると真夏の炎天下も避けたいですし・・・段々と分からなくなってきました。
結局はいつ建てても何らかのリスクはあるようなので、自分が一番気になるリスクは何なのかを理解した上で、そのリスクを排除できる時期に躯体工事を行えれば施主として満足のいく躯体工事となるのだと思います。